活動報告

女性経営者の会「愛彩」(1月28日)

社員に求める満点、それ誰のものさし?

川合 友美氏  (有)CHEER

パワーポイントを共有しながらの報告

社員育成の悩みを相談

女性経営者の会「愛彩」1月例会は、「社員に求める満点、それ誰のものさし?」をテーマに行われました。報告者はCHEERの川合友美氏が務め、創業から現在に至るまで継続している社員育成に関する悩みについて語っていただきました。

25歳で共同経営者としてスタートし、社長と二人三脚で様々な困難を乗り越えながら障害者支援事業を運営してきた川合氏。その間、結婚を理由に辞めていく男性社員や、男性だからと当然のように自分と同じスキルを求めたために潰れてしまった社員、手取り足取りで与えすぎた結果、自分で考えなくなってしまった社員などがいたといいます。「人」に関する課題が浮き彫りになるたびに仕組みや制度を見直しているにもかかわらず、「私は社員をうまく育てられない」と悩んでいます。

グループ討論では、そんな川合氏に対するアドバイスや、自社の「社員に求める満点とは」を考えながら、社員育成や人間尊重経営について意見交換を行いました。

信じて任せられる組織づくり

報告では、愛情深い川合氏が社員一人ひとりと丁寧に向き合おうとする努力が見えました。しかし組織が大きくなるにつれ、自分一人の力の限界を感じ、それが悩みとなっていました。

参加者からは、社内の組織化や、社員に対する責任と役割の与え方、また川合氏自身が自分をもっと大切にできる心の余裕が必要であり、そのためには思い切って社員に任せる部分をつくっていく必要があるなど、温かいアドバイスが出されました。

今例会では、1会員に焦点をあてた悩みの共有からテーマが生まれ、参加者全員で課題解決を考察するスタイルとなりました。地区活動の中ではなかなか話しづらい悩み事も、女性同士だからこそ語れる。「愛彩」には、そんな近い距離感があります。

一人ずつ、一歩ずつではありますが、これからも女性リーダーの育成をすることにより、各地区の会活動の活性化を促進してまいります。

オフィス ソッカラ  渡邊 明日香