▼愛知同友会では、1998年から地域の大学と連携しインターンシップ(以降IS)に取り組んできました。今夏に第28回を実施し、まとめ会議も開催されました
▼近年、ISは新卒採用の手段として活用されることが増えています。その中で、私たちはISのあるべき姿を学校の先生方とも話し合い、「採用のためではなく、学生が職業観や勤労観を育む場」という原点に立ち返ることにしました。そして昨年度から導入したのが、AIによるマッチングで受入企業を決定する「ミステリーインターンシップ」です
▼この取り組みについては学校関係者の評価が分かれます。「研修先を選べないのはおかしい」という声がある一方で、「職業選択の視野がまだ広くない学生には有効」という賛同の声もあります。実際、参加者は増加傾向にあり、関心の高さがうかがえます。反面、未知の職場に向かう学生たちの不安は大きく、初日の表情には緊張が色濃く表れていました
▼しかし、10日間の研修を終えた学生たちは大きく変化します。「ネイリストを目指していたが、製造業も自分に合うかもしれない」「保険営業に厳しいイメージを持っていたが、人の人生を支えるやりがいを知った」など、多くの学生が新たな発見を口にしました
▼固定観念を超えて仕事と向き合う経験は、将来の選択肢を広げる大きなきっかけになります。今回の成果を受け、同友会企業の高い教育力に改めて確信を持つことができました。今後も学生の成長につながるISのあり方を模索しながら、その価値をより多くの人に届けていきたいと考えています。
副代表理事 磯村 太郎









