活動報告

東海財務局との意見交換(12月24日)

東海財務局より長谷川局長等幹部職員9名が参加、同友会と意見交換を行う

東海財務局より長谷川局長等幹部職員9名が参加、同友会と意見交換を行う

現場の声~中小企業が金融機関に期待する役割

定期的な交換会

東海財務局と愛知同友会との意見交換会が昨年末に開催されました。この意見交換会は、中小企業の現状を把握し今後の中小企業政策に活かす目的でスタートしたものです。昨年4月に続き第2回目となる今回は、中小企業が金融機関に期待する役割についての意見交換を行いました。

まず東海財務局より消費税率引き上げの延期や経済対策について、また、アベノミクスの下でデフレ脱却・経済の持続的成長に向けた取組みを強力に進めていること。金融面で目詰まりを起こさないよう、地域金融機関では、目利き能力の発揮による企業の事業性評価を重視した融資等に取組んでいること。金融庁・財務局としても、こうした金融機関の動きを後押しするため金融行政を質的に向上させてきていること、等が紹介されました。

仕事づくりの取り組みを紹介

同友会からは昨年11月に実施した金融アンケートの結果を紹介。内容は、個人保証・第三者保証を提供しての融資や物的担保、無担保無保証での融資、信用保証協会の利用状況など各社の事業融資の実態です。

さらに今回のアンケートでは昨年から運用が始まった経営者保証に関するガイドラインについての周知、行動状況についても調査。ガイドラインの認知状況や情報入手方法、自社の行動の有無、実際に経営者保証を外すことができたかどうか、外せない理由や外すための条件など、ガイドラインを踏まえた各社の状況を紹介しました。

報告を受けて各社の仕事づくりの取り組みなどを意見交換。同友会会員が経営指針に基づいた財務体質の強化に真摯に取り組むことを推進するとともに、金融機関へは事業の将来性などを評価する目利き力の向上への期待が述べられました。

最後に、今後もこうした機会を継続し、中小企業の経営、中小企業の経営環境の改善に向けて相互に協力していくことが確認されました。