活動報告

どうゆうき

▼わが社は新卒採用を継続して6年目になります。それまでも新卒採用をしてはいました。しかし、中途採用と同じ括りで売上を上げるために採用し、どんな人材が必要なのかは後回しでした。いわゆるパッチワーク人事です。試行錯誤しながら採用活動を進めていましたが、新卒採用をすることに反対する社内での意見もありました。「新卒採用する余裕などない。即戦力の中途経験者を採用するべきだ」というのです

▼しかし、新卒採用を毎年繰り返すと社内の雰囲気が見違えるように明るくなり、不平不満も激減していったのです。更に、教えることが「面倒」から「楽しい」に変わりました。特に2年目の社員が大きく成長することが分かったからです。まさに「共育ち」だと実感しました

▼10年後、あなたの会社はどうなっていますか。その方向性を定めた会社の羅針盤が、経営指針書です。「会社が儲かったら新卒採用します」などという計画性のない言い訳では、決して成長などあり得ません。売上計画を作るように採用計画も作って、社員教育にも力を入れ、良い採用ができる会社が発展するのです

▼会社である以上、組織経営をすることが大切です。そのためにも、経営指針・採用・共育を三位一体で行うことが必要となります。どこから手を付けても良いですが、すべてが動き出さないと効果は薄いといえます

▼人間教育に力を入れ、地域と共にお客様に喜ばれる企業になることが求められます。仕事が人生の幸せに繋がり、経営者・社員・会社が成長できるよう、全社一丸となって頑張ることが必要なのです。

共育委員長  苅谷 邦彦