活動報告

どうゆうき

▼2016組織強化・広報・情報化全国交流会で、「同友会運動と情報創造」というテーマで愛知同友会の事例を報告しました。報道機関との関係では、広報紙の毎月の郵送やメール配信など、地道に努力を続けた結果、現在では報道機関の部長と年1回、現場の記者と年4回の会合を設けています。景況調査は開始から22周年を迎え、会員の4割が回答するまでになり、調査結果に訴求力と信憑性が増しています。また会員による自主運営のツールとなった「あいどる」の活用で、小グループ活動や情報交流、会員増強にも大きく貢献したことなどを紹介しました

▼「情報創造は力なり」という同友会の情報化について考えると、中小企業はPRが不得意で、同友会も同様です。常に「何を外部発信していくか」を意識し、対外的に同友会活動を伝えることが大切です。「情報の共有化」という点で、愛知では会員同士のコミュニケーションを図るための小グループ活動や「あいどる」があり、会員と事務局の連携が重要となります。また中小企業の情報が一番集まる事務局は、集約・分析・提言を行うシンクタンクを目指しています

▼PRの課題では、取材や懇談に来てもらうこと。行政・マスコミなど外部からの評価が社会を変えていく力になります。そして報道機関と信頼関係を構築し、社会に中小企業の現状を正確に伝えるため、記者を育てること。それには取材を受ける側の力量が問われ、活動の質の向上も課題といえます。「中小企業のことなら同友会に聞け」と発信し、同友会の魅力を広げていきたいと思います。

副代表理事  宇佐見 孝