活動報告

どうゆうき

▼5年後、10年後も経営に何の不安もないと言い切れる経営者は少ないと思います。私たち経営者は先の見通せない時代に何をすればいいのか、日々悩みながら経営に注力しています

▼愛知県は自動車関連に携わる企業が多く、全国的に見ても比較的恵まれた地域といえます。しかし、大企業が経営不振になれば、直ちにその影響を受けます。世界の動向も、以前では考えられないスピードで影響を及ぼします。こんな時代だからこそ、自社の強みを把握し、外部環境の真の情報を掴み、中長期的な戦略を立て実践する必要があります

▼新たな仕事づくりは自社の維持発展に不可欠ですが、自ら需要をつくり出すことが中小企業の最大の課題です。外部環境の変化に伴う社会的ニーズに応え、新しい市場と製品、サービス等の開拓・開発を具現化することが重要です。また、仕事づくりと地域づくりの関係も、切り離すことはできません。地産地消の観点から、まずは地域での新しい仕事づくりの可能性を考え、中小企業同士が協力して新たな市場ニーズに応えていく必要があります

▼愛知同友会ではAICL(アイクル)と呼ばれる「仕事づくり研究会」が2014年に発足しました。AICLでは例会で参画企業の事業の特徴や困りごと、新しい取り組みの交流を中心に行い、有意義な情報収集の場としています。また行政や大学などとも幅広く多様な連携を行い、これらを通じて互いの企業の可能性を引き出し、新しい仕事づくりを目指します。業種・業態は問いません。経営指針を実践されている方に特に参画をお勧めします。

産学連携担当理事 鳥越豊