人手不足は高止まり
~業況好転も先行き不透明
各社の取り組みや現状を伝える
第15回目の記者との情報交換会が開催され、昨年11月末景況調査の結果を報告しました。
景況調査では、2期連続でDI値が改善となりましたが、これは製造業が昨年発生した熊本地震で操業停止となった巻き返しによる可能性が高いことが挙げられます。また人手不足は高止まりしており、深刻な状況は一向に改善される気配はないと、現場からも声が出ています。
深刻なまま改善が見られない人材不足の問題について、各企業でも様々な取り組みがなされています。社員一人ひとりの生産性を高めて就業時間内で仕事ができるようにする一方で、建設業では社会保険未加入者は公共事業に関する仕事の受注ができず、1人親方の排除の動きが進んでいるという状況です。人材不足とはいいつつも、この状況はさらに深刻化するのではとの意見も出されました。
格差が広がる
また同業界でも格差が広がるなかで、会社を存続させるために経営者が何を考えているのかを率直に伝えました。
中小企業の強みは小さな需要でも対応でき、フェイス・トゥ・フェイスの細やかなサービスを提供できるところです。ニーズの多様化やIoTの進展のなか、時間軸にとらわれず、豊かな生活を保障する可能性に言及しました。
その他にも、記者目線でどのような話題が今年は注目なのかを聞くなど、同友会としても有益な情報を提供できるようにしたいと伝え、締めくくりとしました。