活動報告

名古屋市条例推進協議会(2月13日)

10年後の社会を見据えて ~区政との連携をすすめる

区役所の機能や役割など特徴ある区の取り組みを学ぶ

区政とその取り組み

名古屋市条例推進協議会では2018年度、名古屋市内の各区役所への表敬訪問、各区の区政運営方針を学ぶ学習会の開催を進める予定です。

その準備企画として、吹上康代氏(名古屋市市民経済局地域振興部・区政課長)、坂野徹氏(名古屋市北区役所・企画経理室長)、加賀谷歩三氏(名古屋市中村区役所・企画経理室長)を招き、名古屋市における区政と、その特徴的な取り組みを学ぶ学習会を開催しました。

吹上氏からは、「区役所の機能、役割」をテーマに、名古屋市における区の概要、組織、2014年の地方自治法改正により変化した区の役割が報告されました。

法改正などを踏まえ、名古屋市では2017年3月に「区のあり方基本方針」を策定しました。これは10年後の地域社会を見据え、区役所の役割・方向性を示すものとして位置付けられています。

報告では、区役所に求められる機能や役割も、地域社会の変化に応じて変わっていること、そのなかで行政が地域の全てを担うのではなく、いかに地域と繋がり協力し合うかが、地域と住民の生活と命を守ることになることが強調されました。

区のあり方基本方針

・区のあり方基本方針
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/cmsfiles/contents/0000091/91999/kihonhoshin.pdf

企業と区の連携実例

続いて坂野氏からは、区政運営方針に基づき取り組んでいる生活安全の推進や、高齢者の自立生活支援などを民間企業との連携で進めている北区の実例が報告されました。また加賀谷氏からは、企業や地域との協力で、歴史と観光をテーマにしたまちづくりを進めている中村区の様子が説明されました。

同友会からは、実際に各地区で区役所との連携のもとで取り組まれている地域活動の状況報告が行われ、区政における地元中小企業の位置づけなどについて、活発な意見交流が行われました。

互いが誠実に意見を交わすためにも、まずは知り合うことの大切さを確認する機会となりました。