活動報告

記者との情報交換会(10月1日)

景気の転換点は目の前に
~動向の注視と人材育成の両立

採用をテーマに意見交換

現況と実態の乖離

報道記者との情報交換会が開催され、新聞社4紙と愛知同友会からは宇佐見孝副代表理事を含む会員6名の合計10名で行われました。今回は8月末の景況調査と中小企業の採用活動を報告しました。

まず景況調査では、これまでの好調だった製造業の中でも、特に半導体製造装置の生産が落ち着いてきたことを指摘。全体でも前年同月比では前回調査からマイナス4ポイントの7となり、先行きについて懸念されています。一方で、次期見通しは37という前年同月比と乖離している状況は、危険感を抱くべきではないかとの見解が伝えられました。

魅力ある会社へ

続いて、水道管工事業を営む菅原設備の菅原直樹氏より採用活動について報告いただきました。

人手不足に悩む業界の同社において、菅原氏はビジョンを掲げて採用活動に取り組みます。世代間の考え方の違いを受け入れ、魅力的な会社づくりを目指して入社までのフォロー、入社後の研修、労働環境整備などを実践します。当初は社員の理解を得るのに苦労したものの、新入社員の成長を見て、互いに成長し合う風土ができたといいます。

その後の意見交換では、喫緊の対応を迫られる働き方改革について、中小企業の実態に沿った改善を進めていく必要性も伝えられ、意見交換会は締めくくられました。