活動報告

どうゆうき

▼8月29~30日、岩手県で「経営労働問題全国交流会」が開催され、全国から200名が集結しました。中同協経営労働委員会は「労使見解」と経営指針成文化・実践運動の推進を担い、愛知同友会では労務労働委員会と経営指針推進本部がそれを担当しています

▼労使見解で学ぶべきことは、経営姿勢を確立して就業規則など働く環境を整備するとともに、経営指針を作成して社員と共に実践し、良い企業文化をつくることです。そして成熟度合いを「企業変革支援プログラム」で測り、中小企業の生のデータを世に発信するためe-doyuに登録し、同友会運動の発展にも寄与します

▼使命感の強い委員会であるだけに、この交流会に集まる会員は熱いものを持っています。一方で、注目される愛知同友会はこれらの使命をどれだけ認識し、実践しているでしょうか

▼冒頭、中同協経営労働委員長の林哲也氏から「地域に生きる企業づくりへの覚悟、そして実践~同友会らしい企業づくりを阻む3つの壁」と題し、(1)労使見解を避けていないか、(2)同友会活動だけに参加していないか、(3)本当に社員を信頼しているか、と問題提起がされました

▼同友会では各々が経営課題に照らし合わせて学ぶことができます。しかし、同友会理念、バイブルの労使見解があり、脈々と受け継がれてきた歴史がある以上、「単なる経営者団体」であってはいけません。経営者、そして社員が「世の中のお役に立ち、必要とされている」と自信を持てる会社づくりを追求するために、同友会で学び続けましょう。

経営指針推進本部長  山田 健雄