活動報告

どうゆうき

▼当社は今年10月をもって創立50周年を迎えることができました。創業者の故・佐々木正喜が1971年に、プレス金型部品を専門に取り扱う商社として企業活動を開始し50年、振り返ると日米貿易摩擦、バブル崩壊、リーマンショックによる世界的不況や東日本大震災の発生、新型コロナウイルスの世界的流行など、経済状況の大きな変遷と厳しい局面がありました。経営者である以上、どんなに環境が厳しくても時代の変化に対応して経営を維持・発展させる責任があり、自らを律し高い志を持ち、社員の自発性が発揮できる企業づくりを続けなければなりません

▼同友会の『中小企業における労使関係の見解』(労使見解)は、経営者としてのあるべき姿勢を問いかけ、労使の創造的発展こそ企業成長の原動力であることが示されています。労使見解から学ぶべきポイントは、第1に経営者の経営姿勢の確立であり、第2に経営指針の成文化とその全社的実践の重要性。第3に社員を最も信頼できるパートナーと考え、共に育ちあう教育(共に育つ)を重視し、第4に経営の安定的発展のため、外部経営環境の改善に労使が力を合わせていく点です

▼経営環境は中小企業にとってますます厳しくなっていますが、自社の状態や現在の立ち位置を確認する意味で、同友会では「企業変革支援プログラム」の活用を勧めています。11月と12月は「企業変革支援プログラムe.doyu登録強化・普及月間」です。自社の経営課題を明確にして変革する一助として、ぜひ活用していただきたいと思います。

労務労働委員長  鈴木 良博