▼来る7月9日に愛知同友会は創立60周年の節目を迎えます。第61回定時総会は2年続いたコロナ禍のため対面とオンラインのハイブリッド形式で行いましたが、大村秀章愛知県知事には会場へお越しいただき、昨年より多くの対面での参加者と共に無事開催できました。総会実行委員長として、全ての関係者の方々に感謝いたします
▼最近になり、会活動でも対面会合が増えて「同友会らしくなってきた」と会員の明るい声を多く耳にします。令和の今は、同友会の草創期とは異なりますが、突然の急激な変化をコロナ禍で体験した中小企業にとっては、さらに経営環境が厳しくなる予測もあります。このように将来の不安が高まる状況では、決して希望に満ちた明るい時代とは言い切れません
▼定時総会で提起された「2022ビジョン」案は、同友会が考えるこれからの中小企業像であり、中小企業家のめざす姿だと理解しました。あまたの先輩経営者の経験と学びに基づいて、これから中小企業家がめざす方向を深く示すことができたと考えています
▼私たち中小企業家は、「経営環境にいかに対応するか」を経営努力としてきましたが、私たちが「自らの経営で社会環境を創り出していこう」と呼びかけます。このことは、時代の区切りにおける新たなガイドラインとして、希望を持ち続けたい中小企業家に理解しやすく、「地域と共に明るい未来を創ろう」と呼びかけることは、草創期から続く同友会の魂を未来へつなげる運動として、自らの誇りをもって歩んでいきたいと思っています。
総会実行委員長 青木 義彦