活動報告

どうゆうき

▼増強推進本部ではこの2年間「丁寧な増強」を推進して参りました。「丁寧な増強」とは、相手の経営課題を聞き同友会に誘い、一緒に学ぼうと呼びかける一連の行動、行為、活動が丁寧ということです。同友会を語るのではなく「同友会で自社が何を学んだのか、何が学べるのか」を語ることが「丁寧な増強」ともいえるのです

▼私が同友会に入会したのが、21年前の36歳の時です。当時、私は後継者で経営課題を相談する相手もおらず、悶々とした日々を過ごしていました。とにかく勉強がしたい、同世代の経営者や後継者が何を考えているのか知りたいと思っていた時に、先輩から同友会の存在を知らされたのです。先輩からは私に手引きや書籍を片手に、同友会で何を学び、どこを目指すのかを何度も説明していただきました。「経営課題を解決するヒントは同友会にある」と説かれ、フォーラムや例会にゲスト参加することで同友会の参加の仕方や関わり方がイメージでき、入会することを決めました。思い返せば、私自身も「丁寧な増強」を受けていたのです

▼愛知同友会は3月14日に会員数4300名に到達しました。これからの同友会運動の発展を増強推進から展望すると、同友会が会員にとって学べる組織であることが何よりも重要ではないでしょうか。「量は質を保証し、質は量を保証する」と教わりました。互いに切磋琢磨できる仲間があってこその同友会だと思っています

▼2022年度を締めくくるにあたり、今一度、「丁寧な増強」の更なる推進をお願いします。

会員増強推進本部長  矢田 賀也