▼第62回定時総会がウインクあいちにて開催されました。大村秀章愛知県知事には会場へお越しいただき、また3年ぶりの全面対面開催と分散会でのグループ討論を実施できましたこと、総会実行委員長としてすべての関係者の方々に深く感謝申し上げます
▼約3年に及んだコロナ禍により国際的なサプライチェーンの乱れは今なおリスク要因といえ、ロシアのウクライナ侵攻により天然資源を含めた原材料価格は上昇局面が続いています。コロナ対策の休業支援金や雇用調整助成金による下支え効果も薄れる中、コロナ5類移行で経済活動の正常化が進展する状況ですが、中小企業を取り巻く環境は大変厳しくなると推測されます
▼こうした中で「2022ビジョン」のスローガンである「地域未来創造企業」を、同友会企業は目指さなければなりません。同友会には『中小企業における労使関係の見解(労使見解)』という、経営者としてのあるべき姿勢を問いかけ、労使の創造的発展を導く手引書があります。『労使見解』の精神を基盤に人間尊重の経営を追求することは、地域での存在価値を高め、自立的で頼りにされ必要とされる企業となることにつながります
▼今回の総会は「2022ビジョン」実践の初年度として、各支部・地区においてはビジョンに照らした上で例会での学びや室・グループ会での経営談議にて深めていき、改めて経営者の責任を確認し合いましょう。そして厳しい経営環境においても将来への前向きな展望を描き、社員と共により良い企業づくりを実直に進めていくことが求められます。
総会実行委員長 鈴木 良博