▼2023年に愛知で障害者問題全国交流会が開催され、「1社1人関わる」運動として全国へ提言しましたが、どこまで理解され浸透しているでしょうか。同友会が掲げる人間尊重の精神について、障害者自立応援委員会では「すべての人間は生まれながらにして生きる権利と幸福になる権利を持って生まれてきた」と捉えています。「1社1人人関わる」ことは、「人を生かす経営」を目指す出発点だと考えます
▼障害とは何を基準にするのか。私は障害がある社員と長く一緒に働く中で、「違いをどう補い合えるか」だと考えるようになりました。背の高さや足の速さ、コミュニケーション能力の高さなど、誰にも得手不得手があります。生きていく中で、その違いを認めて補う方法を考えられたら良いのではないでしょうか。無意識に比較して評価してしまう、そうした壁を取り払うことが、「1社1人関わる」はじめの一歩だと思うようになりました
▼委員会では障害者と関わる方法としてバリアフリー交流会、職場実習受け入れなどを実施しています。これらは経営者としての想いを形にする方法であり、働くことで誰もが幸せだと感じられる社会を目指していくことは経営者にしかできないことでもあります
▼「目に見える生産性」は売り上げや利益を追求することであるのに対し、「見えない生産性」は生きがい、やりがい、幸せを感じることです。それは共に働くことで得られる想いです。この運動を広げ、同友会が目指す社会が広がっていくよう願っています。
1社1人関わる・愛知モデル推進担当理事
小出 晶子









