活動報告

2025年度大学等への講師派遣

働く意義、中小企業の役割を伝える
~地元教育機関と連携して

愛知県立大学にて(連合愛知寄付講座に登壇したトヨコン・明石耕作氏)

「国民や地域と共に歩む中小企業」の実践として

愛知同友会では、同友会理念の1つである「国民や地域と共に歩む中小企業」の実現をめざし、大学・短期大学・専門学校をはじめ、小・中・高等学校との連携を継続的に進めています。

その取り組みの一環として、長年にわたり実施しているのが会員経営者の大学や高校への講師派遣です。これから社会へ羽ばたく若者に正しい就業観を育んでもらうとともに、地元中小企業の存在や役割を知ってもらうことを目的としています。

「経営者と語ろう」で学生の質問に答えるMRT・村田直喜氏(6月13日愛知淑徳大学講義「中小企業を学ぶ」より)

経営者自らが語る働くことの意義

今年度は、12の大学・専門学校において、67講義に延べ88名の会員経営者および事務局が講師として登壇。現地へ足を運び、中小企業の経営の実態や、働くことの喜び・厳しさを学生へ直接伝えました。(※詳細は下表参照

近年、就職活動の早期化・長期化が進む中で、中小企業の採用活動を取り巻く環境は一層厳しさを増しています。

発信力においても大手企業との差がある中、中小企業経営者自らが大学へ赴き、学生と直接向き合いながら中小企業の魅力や、仕事のやりがい・働きがいを伝えることを重視し、講師派遣を行っています。

また、講義の準備段階では、講師となる経営者と教員との事前打ち合わせを行い、授業内容のすり合わせを行うなど、講義の質の向上にも努めています。

名古屋市立大学「地域企業活性化論」で企業を取り巻く環境変化を語る加藤設計・加藤昌之氏(1月20日)

講義にとどまらない多様な連携の広がり

今年度は、講義にとどまらず、大学ゼミの卒業研究発表会への参加や講評の実施、高校との連携では、城北つばさ高校および一宮起工科高校での出張企業展への協力を行いました。なお、3月には菊華高校での企業展実施も予定されています。

さらに、古知野高校の「職場体験」や、名古屋商業高校の「社長の悩みを解決しよう」といった対話型授業への協力など、さまざまな取り組みを展開しました。名古屋商業高校の授業に登壇した経営者からは、「すぐに実践できそうなアイディアも多く、新鮮な刺激を受けた」「率直で柔軟な発想から経営を考える良い学びの機会になった」との声が聞かれました。

加えて、名古屋市教育委員会が実施する「名古屋土曜学習プログラム」にも参画し、今年度は市内6校の小学校と連携するなど、小学校や高等学校との関係も着実に深まっています。

今後も教育機関との連携を発展させ、働くことの意義や中小企業の役割を語り、地域で奮闘する中小企業の姿を、これから社会に出る学生へ伝え続けていきます。

◎2025年度講義一覧(開催月/講師数)

1、愛知学院大学(経営学部)
(1)「キャリア構想講座A」(4月~7月/13講義13名)
(2)「中小企業経営論」(11月/2講義4名)
2、愛知淑徳大学(ビジネス学部)
(1)「中小企業を学ぶ」(5月~7月/12講義26名)
(2)「インターンシップ概論」(11月/1講義1名)
3、愛知工業大学
(1)「キャリア・プランニングⅠ」(4月~10月/3講義3名)
(2)「キャリア・デザインⅠ」(5月~6月/2講義2名)
(3)「総合講義Ⅱ」(4月~6月/3講義3名)
4、愛知学泉大学
「インターンシップ論」(10月/2講義2名)
5、愛知東邦大学
「経営組織論」(10月/2講義2名)
6、愛知県立大学
「連合愛知寄付講座」(11月~1月/2講義2名)
7、名古屋市立大学
「地域企業活性化論」(9月~1月/15講義18名)
8、名古屋産業大学
(1)「現代ビジネス演習Ⅱ」(5月~8月/2講義2名)
(2)「キャリアガイダンスⅠ」(11月/1講義3名)
9、名古屋経済大学
「経営学」(11月/3講義3名)
10、名城大学
「村松ゼミ」(4月/1講義1名)
11、東海学園大学
(1)「キャリアデザインⅢ」(5月~10月/2講義2名)
(2)「卒業研究発表会&企業展」(1月/企業展14社)
12、トライデントデザイン専門学校
「インターンシップ説明会」(5月/1講義1名)