調査・研究・提言

2003年度インターンシップ
学生65名(11大学)、受入企業34社

学生65名(11大学)が33社と事務局で研修

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充実した2週間に

98年に会員企業11社と事務局の受入で始めた愛知同友会のインターンシップ研修も今年で6回目を数えました。今年は11大学65名の研修生を33社と事務局で受け入れました。研修生達は、初日(8月25日)の全体会で、「実際の社会を知りたい」「どんな仕事があるのか体験したい」「自分自身の可能性を発見したい」など、インターンシップにかける想いを全員の前で語りました。グループ討論では「仲間同士で1日に1つずつ、必ず新しいことと楽しいことを見つけよう!」と共通課題を設定する積極的なグループも生まれました。最終日9月5日の修了式では、「貴重な経験のできた充実した2週間だった」「今後の人生にとって必ずプラスになると思う」「後輩に同友会でのインターンシップの魅力を伝えたい」という感想も出され、65名の研修生に佐々木会長より修了証が手渡されました。今回のインターンシップの経験が、各自の今後の学生生活・就職活動に向けてのターニングポイントとなったことでしょう。

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参加大学(50音順)

愛知工業大学・愛知学院大学・愛知学泉大学・愛知淑徳大学・金城学院大学・椙山女学園大学・大同工業大学・中部大学・東邦学園大学・名城大学・日本福祉大学(以上11大学)

受入企業(50音順)

アイギ工業(株)、イハラ鋼業(株)、岩田硝子(株)、エイベックス(株)、(株)エステム、(株)オジマ、オネストン(株)、(株)カスク、カネコ産業(株)、(株)キタガワ工芸、(株)キャナリィ・ロウ、(株)ケイ・クリエイト、(株)コトジヨー、(株)三恵社、スギ製菓(株) (株)武市ウインド名古屋、東海EC(株)、(株)東海共同印刷、(株)鳥越樹脂工業、中日本(株)、(株)羽根田商会、(株)東愛知新聞社、豊栄工業(株)、(株)松屋栄食品本舗、(資)豆福商店、(株)丸豊、(株)ヤマト、(株)山彦、(株)有人社、(株)リバイブ、大野公認会計士事務所、(有)鎌田経営センター、名古屋法律事務所、愛知中小企業家同友会

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2003年インターンシップを終えて

「共に育つ」の一環として(受入側から)

ここ数年、各大学ではインターンシップ研修が単位取得授業として定着し、インターンシップ研修を希望する学生が増えています。しかし安易な企業選択から、「企業のことが全くわからなかった」「現場のアルバイトと同じ扱いだった」など、残念な学生の声も聞きます。一方で、経営者自身が主体的に取り組んでいる同友会では、「企業全体が良く見えた」「生き生き働く社員さんに接し、仕事の面白さが解った」「中小企業って面白い」などの感想を述べる学生も多いことも事実です。それは同友会ではインターンシップ研修を「共育活動の一環」として位置づけているからです。具体的には「新入社員でもアルバイトでもない研修生」と位置づけて受け入れ、研修内容に、「経営者自身が自社の経営理念、経営への熱き想いを語る」ことを位置づけているからで、今後とも大きな意味があると考えています。

(事務局 浅井紀子)

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私が学んだもの感想レポートより(抜粋)

中小企業の重要性を実感

大同工業大学院Yさん研修先東海EC(株)

企業研修の初日、経営理念をお伺いし、中小企業の実情の話では、私たちが大学・大学院で学んでいる内容の多くが、大企業におけるものである事に気づくと同時に、社会における中小企業の重要性がいかに高いかというものを実感する事ができました。営業において、お客様との関係とビジネスとしての利益との兼ね合いの難しさや、そこから得る事のできるやりがいを教えていただきました。仕事だけではなく、様々な面において常に基本に忠実に行動し、物事を行う際は様々な点から事柄をみる事で冷静に判断する事が大切である事を学びました。実務においては、仕事の進捗と正確さの兼ね合いの難しさを実感しました。正確性はもちろん大切なのですが重視しすぎてしまうと、進捗状況が思わしくなくなってしまう事を、身をもって体験する事ができました。

「会社イコール人生」の意味を理解

日本福祉大学Mさん研修先エイベックス(株)

製造業とは単純に質の良いものを作り、独自の技術を活かし開発するものと考えていた。そして、それをどう活かし営業展開するかは営業側の仕事だと思っていました。しかし研修では、製造と営業の間をつなぐ役割があり、会議や打ち合わせをすることによって、互いの仕事の理解を深め、利益をあげていくことを現場で見せて頂き、理解することができました。どんな仕事も単純ではなく、そこに自分がどんな目標を持って、どう努力していくかで全く違ってきます。加藤社長の言う、「会社イコール人生」の意味がつかめてきました。この研修を終えて、就職は可能性の宝庫だと感じています。また、一社員として働くことは、その会社に対しての責任があり度合いは重くなるし、楽ではないと感じました。そのためには、努力が必要だし、最善を尽くすべきだと思いますし、今後の私の目標は、こういった場所で就職し、このような気持ちになれる場所で働きたいと思います。

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