活動報告

東尾張支部合同例会(8月18日/8月25日)

地区の主体性を発揮

鋤柄 修氏

鋤柄 修氏

同友会と共に歩んだ経営

毎年恒例となった、東尾張支部内の各地区で開催する合同例会が、2週続けて開催されました。

第1弾(江南・岩倉、瀬戸、尾北)は、報告者に鋤柄修氏(エステム・取締役名誉会長/中同協会長)を迎え、「2人の排水処理屋から400人の環境創造企業へ」をテーマに、同友会で学び、経営者としてどう自分を成長させ、自社を変革してきたのかを報告いただきました。

鋤柄氏は、自分自身を律することの大切さ、経営指針・採用・社員共育の三位一体の経営を実践し、確立することの意味を強調しました。また、今すぐに経営者がやるべき課題が提起されるなど、刺激の多い例会でした。

時流をよみ、未来をつかむ

第2弾(愛北、春日井、尾張東青同)は、「時流をよみ、未来をつかむ」をテーマに、金田学氏(愛知県産業労働部産業労働政策課・主幹)を報告者に迎え、2012年に制定された「愛知県中小企業振興基本条例」に基づいて策定されている「あいち産業労働ビジョン」の背景にある考え方、現在の愛知県の状況を報告いただきました。

金田氏からは、大企業に頼った経済構造に先は見えないこと、地域の中小企業が個々の経営を維持・発展させることなしに、愛知県も維持・発展していかないこと、そのため「産業力」「人財力」「地域力」を相互連携させる好循環を生み出すことの意味が強調されました。先の見えない時代にあって、愛知県の進む方向を見極めた経営を進める重要性に、気づかされる例会となりました。

自主性・自発性

東尾張支部では、支部例会でなく、あくまで地区の合同例会にこだわって開催しています。地区の自主性・自発性を発揮し、今自分たちにとって求められる学びの場を自分たちの力でつくり上げることに価値を置いています。また、自地区のみに留まらず、地区間交流を促進することで、同友会の学びの場を自分たち自身で広げてもらうことも狙いの1つです。

今後も、地区の自主的・主体的活動を展開できるよう、支部として後押しをしていきたいと考えています。

東尾張支部長  林 康雄