活動報告

東三河支部例会(10月26日)

地域と共に歩む ~中小企業だからこそ

清水 隆治氏  清水食品(株)

自社の地域における存在価値を考える

自社の地域における存在価値を考える

レンコン生産から地域の課題を感じる

東三河支部条例推進担当者会議のメンバー主催で「中小企業振興基本条例」学習会が行われ、「地域と共に歩む中小企業」の観点から行政・金融機関・学校関係の方々にもご参加いただきました。報告者は清水食品代表取締役の清水隆治氏です。

清水氏は、主力事業であるカット野菜の競争激化による不安から、地域の特産である「レンコン」に注力。農家の廃業や高齢化という現実を知り、農地を借り上げてレンコン生産を始めます。オリジナル商品の開発にも着手し、地元の道の駅での販売を開始。また「れんこん堀り体験」というサービスを通じて地域の方との交流が増えていきました。

養護学校の生徒が体験に来たことがきっかけで障害者雇用にも取り組み、行政からも「レンコンのことなら清水食品に相談」となるほどの関係を築いてきました。自社の強みや地域の特徴を知り、その「資源」をどう活かすか、「ビジョンを持って経営に取り組むことで道が開けてきた」と清水氏は熱く語りました。

その後、「それぞれの立場での地域における課題」を討論しました。会外の方にも中小企業の存在価値や、地域雇用の受け皿としての期待を感じていただけたと思います。

市町村ごとに特徴があります。各地域で皆が手を取り合い協力していこうという、条例推進運動の第一歩となる例会となりました。

杉江電設(株)  大須賀 雅章