経営者の自覚を醸成 ~経営姿勢を確立する
8名が1泊研修
今年度2回目となる「人間尊重経営塾」が2月27日・28日の1泊の日程で行われ、8名が参加しました。
人間尊重経営塾は「答え」を誰かから教わる場ではなく、時間をかけた討論を通じて自ら気付く場です。「正しい答え」はありませんが、経営者としての自覚が醸成されることを目的に、経営者同士が切磋琢磨し、議論を尽くしています。
スポットを当てて報告をしていただく方は限られていますが、参加者一人ひとりが自社の課題や悩み、そして「なんのために経営するのか」という部分を時間をかけて追求します。今回は、「以前から気になっていた」「『人間尊重』という言葉に惹かれて」などの理由で参加された3名の方に、自分を見つめ直す時間をつくっていただきました。
真の課題を見出す
参加者の経営課題は異なりますが、経営姿勢を確立するという目的は共通しています。また目先の経営課題であっても、よく考えると奥には「真の課題」が潜んでおり、それへの取り組みが鍵となることが認識できます。
例えば、表面的な課題として労働時間の削減(残業、休日出勤等)があります。問題を突き詰めていくと、社員との向き合い方の希薄さが問われたり、信頼関係の構築と結び付けて考える必要性が見えてきたりするものです。そういった捉え方をしていくと、指針の浸透や労働環境整備に関しても、まずは「働く社員のため」になっているかの視点が重要だとわかります。
今回の参加者からは、「指針の重要性は十分に理解していたが、作成までは踏ん切りがつかずにいた。今日この場で自分と向き合うことで、社員と想いを共有するための指針を作る意欲が湧いた」との感想も聞かれました。
人間尊重経営塾は年に2回開催しています。魅力ある学びの場として継続して参加してもらえるよう、一層の充実を図っていきます。