活動報告

金融アセスだより(第120回)

金融の基礎力アップ

私は今期より金融委員会で勉強させていただいています。当初は、社業で必要に駆られてという若干後ろ向きな気持ちと、ある程度の知識は持ち合わせているとの思い込みがありましたが、委員会への参加と共にそれらは吹き飛びました。

経営資源における「カネ」という、全ての経営者が常時向き合うものに対しての「基礎力」向上のために、中小企業家にとってどんな知識を共有し、高めることが必要か、またどんな情報を集約し、提供することが適切か、などを真剣に討議する諸先輩方の姿勢に畏敬の念を抱きました。

成長や変化を実感

自社では早速、委員会で紹介された書籍などで勉強し直し、金融機関との関係をより高めていくため融資の借り換え作業を進めています。金融機関の担当者との会話においても、以前は「なんとなく面白そうな事業計画」だったのが「論理的に面白い事業計画」に昇華し、連絡が密になったり、支店長クラスが挨拶にみえる頻度が上がったりしています。

現在、委員会では「金融用語集」を作成しています。金融は難解とのイメージがありますが、敬遠せず少しずつでも理解を深めていくことで、経営資源の円滑な活用や、経営上の諸問題の解決・予防に繋がることは間違いありません。

チキンフット  森川 研志