活動報告

金融アセスだより(第148回)

委員会での学び

私はフォーラム参加をきっかけに金融委員会のメンバーとなり、「右も左も分からない」状態から、金融機関と中小企業の距離感の変遷、ロカベンの存在と意義、そして仲間の体験を知りました。実際にロカベンを作成し、主銀行の担当行員に公表することで、改めて自社の状況が認識でき、また若手行員のスキルアップにも繋がったものと考えております。

本年度はフォーラムや愛知県信用保証協会の見学・交流会等、様々な企画が行われました。また、ある月の委員会ではカニエ電機の蟹江晃男氏が「戦略会計」をテーマに報告。ここで耳に入る情報が「活かされている」事例を聞くのは得難い機会です。質疑応答も活発に行われました。

お金と賢く付き合う

一方、自分の中では「金融用語集」が最も大きなトピックです。昨年度末に完成され、本欄第139回にて紹介されました。

何かの機会にこれが配られるたび、一種の感慨を覚えます。縁遠く思える学びをぐっと身近に引き寄せるツールとして、この用語集は心強い味方となります。是非お手元に置いていただきたいと思います。

同友会では「人を生かす」を深く学ぶとともに、経営者として「お金」の学びも必要不可欠です。それをいかに賢く、そして金融機関と快適に付き合っていくのか。1つのヒントとしてこの用語集があり、金融委員会での学びがあります。

肩肘張らずに学べる場ですので、お気軽にご参加ください。歓迎します。

(株)サンコー  杉浦 多恵