活動報告

理事やベテラン会員との何でも経営相談

ふらっと気軽にお立ち寄りを
~仲間とナマの情報交換

「気軽に何でも経営相談・交流会」の日時とテーマ

先が見えない中で

新型コロナウイルスの感染拡大により、愛知同友会では2月末から予定していた集合型活動をすべて見合わせる判断をしました。それまでは、月1回の例会やグループ会で定期的に仲間と顔を合わせていましたが、移動の制限によりそれも叶わず、困っている経営者がいても情報を集めることが難しい状況です。

記憶に新しいところでは、リーマン・ショックにより多大な影響を受けた企業もありました。あれから12年経った今、当時を知らない経営者も多数いること、直接会って話すことができないということもあり、新たな課題が浮き彫りになりました。

1人で悩まないで

そこで愛知同友会では、「今年度上期の取り組み重点」のテーマに「コロナ・ショック対応型活動へ思い切ってシフトしよう」を掲げ、その1つとして「理事やベテラン会員と、希望する会員とが自由に経営談義できる場を『日替わり・定期的・短時間・複数回』設けます」という方針のもと、「気軽に何でも経営相談・交流会」を理事やベテラン会員が中心となって開催しました(表参照)。

この相談会には、毎回5人から10人ほどの相談者が参加。各社の課題を聞き出しながら、相談を受けた理事が自社ではどのようなことを大切にしながら経営をしているのかを語り、同友会で学んで実践してきたことを互いに交流しています。

参加した相談者より感想をいただきましたので、ご紹介します。

参加者の声

商業・サービス業

このたび「何でも経営相談・交流会」に参加させていただきました。

最初に「何でも相談」で、目の前のコロナ禍に対し「困っていること」への助言、次に今やるべき「資金」「雇用確保」「教育」や、売上が半減した時の「事業計画の見直し」、最後に、ウィズ・コロナ時代での「新たな事業展開」を目指し、自社の事業再構築の取り組みと、こういう時だからこそ実施すべき「企業変革の要諦」をお話しいただきました。理事の方々から生の声を伺う良い機会を得ることができたと感じております。

何よりも、参加者に真摯に向き合う同友会理事の皆様の姿勢に感銘を受けました。改めて自分自身、自社の社員に対する向き合い方を見直すことができました。この交流会に参加し会社を変えることができるかどうかは、私たち次第です。この機会を生かし、事業の再構築に取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。

サービス業

自社は個人でやっているので、加藤会長が話されていた社員との関係の部分はイメージすることが難しかったです。ただ、コロナの状況下だからこそ理事と直接意見交換ができる機会はとても有難かったですし、加藤会長の「情報に対する需要が高まっていく」という話に勇気づけられました。

飲食業の方のお話からは、情報提供の仕方が変わっていくことを感じました。今までは自社商品のPRを中心にしていましたが、これからは安心・安全をきちんと提供できることをアピールするようになりそうです。経営者の思いを入れた計画をつくり、自社でも中小企業の力になれるサービスを提供できるようにしたいと感じました。