活動報告

名古屋第5支部例会「今こそ自社の未来を想像」(2月17日)

外部環境の変化から導き出す自社のビジョン

櫛田 篤弘氏 (株)美里花き流通グループ
小島 浩揮氏 (株)なるみ食品
佐藤 正和氏 (株)サトー
竹内 裕貴氏 (株)衣浦電機製作所
楯 正基氏  (有)プロスパープロジェクト
中野 聖信氏  社会保険労務士法人あさひ合同事務所

ビジョンの成文化は社員との約束事

劇的な環境変化の中で

本例会は、ビジョンを考えることを趣旨に開催しました。新型コロナウイルスの感染拡大で外部環境の変化が加速する中、自社に関わる部分をしっかりと捉えるとともに、将来を示すことが経営者として行うべき共通のテーマであると考えたからです

様々な角度からビジョンに関連した問題提起をしようと、各地区会長6名をパネリストに、瑞穂地区・加藤三基男氏(サン食品)のコーディネートのもとパネル討論形式で報告いただきました。

自社のビジョンを作る

パネル討論は、(1)この1年での自社への影響・自身の価値観の変化、(2)働く社員の将来像、(3)ビジョンの必要性、(4)自社のビジョン、(5)ビジョンの共有等をテーマとしました。業種・業態・会社規模・経営者歴などの違いから生まれた各地区会長のビジョンに対する思いや社員との共有手法等を聞き、参加者は自社に置き換えて多角的にビジョンを考えることができました。

私自身も例会を通じて、(1)ビジョンを作るには、外部環境分析はもとより社員の将来に対する思い、そして後継者は先代の思いを十分に知った上で会社の未来について考えることが重要であること、(2)ビジョンの成文化は社員との約束事であること、(3)社員がビジョンを意識して仕事をする風土設計が、変化に強い組織になる秘訣であること等、ビジョンの必要性を腹に落とすことができました。

例会での学びを実践に

名古屋第5支部例会としては初のオンライン形式での開催となりましたが、県内外の幅広い地域からご参加いただき、様々な背景を持つ経営者とのグループ討論も盛り上がりました。また、例会の前段として各地区で開催した「地区会長 自社のビジョンを大いに語る」と題したミニ報告会の動画を視聴することで、より深くテーマを考えることができたと思います。

本例会をビジョンある経営への第1歩とし、今後は第2歩、第3歩と実践を進めて参りたいと思います。

石井運輸(株) 稲垣 嘉也