同友会らしい「人を生かす経営」で、自立型の地域企業へ
~逆風を推進力に変え、希望に満ちた地域づくりへ
会長、代表理事が交代
第60回定時総会が開催され、322名が参加しました。当初は会場(名古屋国際会議場)とオンラインの併用開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み、参加はオンラインのみとし、役員と実行委員が会場から配信することになりました。
冒頭、今総会をもって愛知同友会会長を退任する加藤明彦氏は、コロナ禍の大きな制約がある中でも会員が会活動を継続してきたことに感謝を述べました。
大村秀章愛知県知事からは、「歴史的転換期での発展には、地域経済と雇用の基盤を支える中小企業の企業力強化と持続的発展が不可欠」とのメッセージを頂きました。
総会議事では活動経過、決算・会計監査の報告、新年度役員の選出と承認が行われ、高瀬喜照氏が新会長、加藤昌之氏が新代表理事に就任しました。
加藤新代表理事からは、情勢と展望、活動方針より新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないという逆風の中でも、地域を変え、企業を変え、同友会をより良くするための活動の重点が発表されました。
市場創造と人材育成を
基調報告では「同友会らしい『人を生かす経営』で、未来を切り拓く」をテーマに、加藤前会長が報告。同友会では言葉の1つひとつを大切にしていることや、自身が同友会での学びを通してどのように会社を変えてきたのかを語りました。
また、現在の厳しい環境下での市場創造の重要性と、事業承継のための人材育成の必要性について述べました。そして、会員として中小企業運動の歴史を振り返ることで、同友会理念への理解を深め、経営者としても自社の歴史を振り返り、経営理念を深めることが重要であると伝えました。まとめとして同友会運動の今日的価値について語り、次世代の会員へ向けてエールを送りました。
基調報告を受け、「『人を生かす経営』を自社でどう実践するか」をテーマに48グループに分かれて討論を行いました。最後に青木義彦総会実行委員長が全体のまとめを述べ、閉会しました。