活動報告

東尾張支部 経営者の集い「どんな環境でも強い経営者へ」(5月19日)

同友会で共に学び、自身の変化と自社の発展

髙瀬 喜照氏  (株)高瀬金型

ゲスト8名を迎え、多くの仲間と共にオンラインで活発に学ぶ

社員の成長が喜びに

2021年度東尾張支部「経営者の集い」をオンラインで開催し、122名が参加しました。

報告者には、4月に愛知同友会の会長に就任した高瀬金型の高瀬喜照氏を迎え、入会当時から現在に至るまでの自身や会社の変化について報告していただきました。

父親の影響でものづくりが好きだった高瀬氏は、工業高校卒業後に就職した地元の金型屋から独立して、自身の会社を立ち上げました。その後同友会に入会するも、初めはなかなか同友会での学びを実践できませんでした。

しかし、若い経営者から刺激を受け、インターンシップを通して学生から学びを得ることで少しずつ自社を変化させてきました。特に社員との信頼関係に関しては、共同求人で採用した社員が成長する様子を目の当たりにすることで、社員の成長が経営者の喜びだと感じるようになったといいます。

採用して、次世代育成

同友会は会社経営を通して社会をより良くする団体であり、「コロナ危機」を乗り越えるために自身の経営感覚を磨くことが重要だと、高瀬氏は語ります。

同友会での学びを通して経営指針に取り組む大切さや、会社を成長させるには目標が必要であることを実感し、社員と目標を共有することにも取り組んでいます。また、「新しい人が入ってこなければ組織は衰退し、次世代の育成はできない。会社も同友会も、人を増やすことが重要な課題である」と述べました。

危機を乗り越えることで会社は成長できると、バブル崩壊やリーマンショックを乗り越えてきた経験を交えて話す高瀬氏。自社にできることは何かを分析するなかで、新分野への進出だけでなく他社との連携にも尽力しています。同友会も自主・民主・連帯の精神について考えていくと、社員が安心して働ける環境を守ることが経営者の責務ではないかと語り、報告を締めくくりました。

昨年は新型コロナウイルス感染拡大のため経営者の集いはやむなく中止となりましたが、今年はオンライン形式での開催により多くの参加をいただきました。ゲストも8名迎えられ、今年の増強活動を勢いづける経営者の集いとなりました。