活動報告

総務・情報部門「デジタルの可能性とリスク回避」(8月20日)

情報発信の基本と遵守事項

魚野 剣太郎氏
愛知県よろず支援拠点コーディネーター

情報の危機管理を説明する魚野氏

デジタル環境の変化

オンラインによる動画共有やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用し、個人で情報を発信することが極めて容易になっています。これまで、インターネット上での情報公開については、中同協のガイドラインで運用されてきましたが、個人によるインターネット上への情報発信が一般的に行われるようになり、十分な対応が難しい状況も見受けられます。

こうした現状を踏まえ、改めて会員自身によるインターネット上への情報発信の基本と遵守事項を確認する学習会を開催しました。

情報発信の社会的な責任

講師に愛知県よろず支援拠点コーディネーターの魚野剣太郎氏を招請し、(1)動画の効果的な活用方法、(2)デジタル情報に関わる危機管理(著作権、不適切表現、正確な情報)、(3)企業や諸団体のSNS活用の事例や注意点、について学びました。

その後の意見交換では、参加者から「基本的な知識の習得が中小企業の経営者には必要である。価値観や主義主張が個々に違うため、チェックや管理は難しい」との意見が出されました。反面、中小企業家同友会の社会的な地位向上に伴う情報発信の責任はますます重大となってきており、同友会の名称を使用する場合は組織として検証を行った運用が求められるとの確認がなされました。