活動報告

AICL(仕事づくり研究会)車輪駆動技術の現在と未来(12月9日)

独立技術士会と合同例会

対面とオンラインで行われた合同例会

技術士と診断士の両側面から語る

毎年12月恒例のAICL(仕事づくり研究会)とベテラン技術士で構成される独立技術士会の合同例会が、対面とオンラインのハイブリッド形式で行われ、双方合わせて15名が参加しました。

今回は技術士会より、長年の機械・自動車エンジニア経験を活かした技術支援と、中小企業診断士としても活動している可児正勝氏が、技術士と診断士それぞれの側面から講演を行いました。

可児氏は自らが開発設計に携わった電子制御4WDによる、スリップやスタックを防ぐ最新技術について解説。また自動車の今後の動向として、世界的な潮流はエンジン車から電動車へと置き換わっていくものの、車輪内モーターについては耐久性・耐熱性・耐塵性などの技術的課題が山積しており、実用化にはまだまだ時間がかかるとの見解を述べました。

可児氏は自らが中小企業診断士として、無料経営相談・専門家派遣施策の「中小企業119」にも関わっており、財務分析や経営者ヒアリングを通じて、表面的な指標比較ではたどり着けなかった、経営難の原因の真相を突き止めた事例を紹介しました。

◎「中小企業119」とは

「ミラサポ」の専門家派遣事業の後継施策で、3回まで無料で利用できます。最初に事業者がよろず支援拠点等の支援機関に相談し、専門分野の知見が必要であれば専門家の無料派遣を受けられる制度です。

なお事業者から直接専門家派遣依頼の申請はできませんのでご注意ください。