活動報告

広報部会(2月7日)

肌で感じた企業の奮闘
~「同友会らしい地域企業」の取材発表(3)

(名古屋第1、南尾張、東尾張、西尾張支部)

各支部で地域企業とは何かを考える

会社は「公器」

2月度広報部会は「同友会らしい地域企業」をテーマに企業取材の発表が行われ、4支部が発表しました。

名古屋第1支部は、印刷業を営む近藤印刷の近藤起久子氏を取材しました。同社は「公器」という経営理念を掲げ、会社は社会のものであることを念頭に置いた経営を進めています。地域との関わりを深めるきっかけとなったのは、自社で起こしてしまった火事でした。近所の方々に励ましの言葉を多くかけられ、「地域に育てられた私たちなのだから、それを還元しなくては」と気持ちを新たにしたそうです。

南尾張支部は、貸衣装、写真スタジオを営むカネマタの鈴木雅貴氏を取材。創業114年の同社は時代の変化に対応した事業を続け、地域になくてはならない企業になっています。また、「地元半田を思い出の町に」「モノよりコトを」という考えを社員全員で共有し、地域に根差した活動を続けています。

SDGsを通じた地域貢献

東尾張支部は、大規模修繕を中心とした事業展開をしている大塗の濱村友一氏を取材。同社では社員一丸となってSDGsに取り組んでいます。地元中学生の職業体験を受け入れることに力を入れ、「質の高い教育をみんなに」というテーマを実践しています。また、社内会議において、例会で行われるグループ討論を取り入れるなど、同友会らしい不離一体経営を実践しています。

西尾張支部は、建築業を営む東陽住建の中井義也氏を取材。同社は事業を通じ、地域の住環境を豊かにするなど、周りが幸せになることは何かを念頭に置いた活動を行っています。地域社会の課題に対し、皆で手を取り合って協力し、解決に向けて取り組む活動を広げ、地域になくてはならない会社となっています。

4支部の報告を通して、地域に対して感謝の気持ちを持った活動を続けることが、同友会らしい地域企業だということがよくわかりました。

弁護士法人春日井法律事務所  吉田 光利