活動報告

広報部会(6月6日)

企業づくり1
~委員会での学び方を学び、地域会員へ発信する

明石 耕作氏  (株)トヨコン

「人を生かす経営」の実践を語る明石氏

人を生かす経営推進部門の活動内容とは

6月の広報部会はオンラインで開催し、副代表理事で人を生かす経営推進部門の部門長である明石耕作氏に、同部門の活動内容と自社における「人を生かす経営」の実践報告をしていただきました。

また、部門内の経営指針推進本部長をはじめ4つの委員会(労務労働、共育、共同求人、協働共生)の委員長の参加も得て、それぞれの専門性を広報委員が理解し、地区会員にどのように伝えるかを学ぶ部会となりました。

明石氏は2003年11月に急遽、社長に就任。指示待ちの社員が大多数の中での経営のスタートでした。明石氏は、これからは自立型の経営を目指さなければ会社の存続が危ぶまれるとの思いから、社員と経営指針の成文化に取り組みます。

採用では、まずは中途採用、その社員と共に掲げた採用計画に基づく新卒採用と共育と、常に同友会の学びを実践して順調に成長を遂げてきました。

課題解決には委員会を活用しよう

2010年にはリーマンショックの余波を受けてワークシェアリングを行いましたが、数名の余剰人員が出て7名の社員が退職する事態となってしまい、改めて「人を生かす経営」を考える機会になったと振り返ります。「あなたにとって理想の会社とは」と社内アンケートを実施し、明石氏はそれらの意見を経営に生かすべく自社の改革に取り組みました。

現在は社員主体で60周年中期方針を基に経営に取り組んでいるとのことです。

地区での活動だけでは解決できない自社の課題を、どうすれば克服できるのか。それには委員会での学びと実践が有効といえます。これを必要とする会員に情報として届けることは、伝える側の学びや課題であると感じました。

(株)小島良太郎商店  小島 英郎