活動報告

第21回あいち経営フォーラム(11月22日)

同友会の目指す「人間尊重経営」で、地域と共に歩む自立型企業に

3年ぶりに対面で開催され、肌で学びを感じ取る

910名が参加

第21回あいち経営フォーラムが開催され、約910名が参加しました。顔を突き合わせた討論を通じて「肌で学びを感じ取る」ことを重視し、3年ぶりの対面開催となりました。

冒頭、高瀬喜照会長より、「激動する産業構造の中、社会のニーズを取り込み、地域と共に発展する経営を志向し、今日の会合で経営課題を明らかにしてほしい」とあいさつがあり、開会。

来賓の東海財務局総務部長の大島朗氏と愛知労働局長の代田雅彦氏からはそれぞれ、2022ビジョンの実現や人間尊重経営の実践に向けた期待が述べられました。

東海財務局 大島朗氏
愛知労働局 代田雅彦氏

「人間尊重」を最優先に

次に、岡山同友会代表理事で中同協の障害者問題委員長を務めるマスカット薬局代表取締役の高橋正志氏より、「『人間尊重の経営』の実践こそ組織のイノベーション」とのテーマで基調講演。

同友会の学びに触れ、命や人権の尊重を企業の最優先課題とし、経営者は一生学び続け、社員と共に会社をつくり続けること。過去の延長線上に未来はなく、進化を追究し続けることが肝要で、それが外部環境にも影響されない、地域に欠かせない企業であり続けることへつながると、実践をもって示されました。

その後、事業承継や三位一体の経営、地域やDXといった11の分科会に分かれ、支部・地区の垣根を越えて10年先の経営を語り合いました。

分科会終了後は全体会を再開。加藤昌之代表理事から「基調講演は『自主・民主・連帯』の精神が労使見解へ結実したとの内容であり、誰もが活躍できる社会をつくるために経営者はどうすべきか、人間尊重経営を考えてほしい」とまとめられました。

小出晶子障全交実行委員長は来年10月19~20日に愛知で開催予定の「第22回障害者問題全国交流会」について、その意義と併せて発信。最後に三井哲司フォーラム実行委員長より謝辞が述べられ、閉会となりました。