活動報告

どうゆうき

▼私は同友会入会と同時に経営指針成文化セミナーで指針書を作りましたが、10年間そのままでした。その後、経営指針の推進役を受けたのをきっかけに指針書を作り直し、指針発表会を毎年行うようになって16年が経ちます。もっと早くから毎年発表会をしておけば良かったと悔やまれます。「経営を良くしたい、課題を解決させ理想の会社に近づけたい」と思うなら、後回しにせず指針を作り、毎年見直すことが大切だと実感しています

▼指針発表会を毎年続けると、自分自身を見つめる機会となり、経営実践を通じ「何のために経営するのか」や「どの方向に向かうのか」が見えてきます。企業経営は業界・業種・業態・経営者を含む社員の状況など複雑に関係し、理想通りにはいきません。しかし指針書を通じ、毎年自社の現況や未来を考える機会を持つことで、少しずつ変わっていきます

▼先輩経営者から「7年目から変わる」と聞いた通り、指針発表から7年が過ぎた時に変化を感じました。それは、指針の実践を通じ、自分がどうしたいのかに自信が持ててきたこと。また、共有を続けることで、社員が未来のことや社内外の周りの人のことなどを考えることに慣れてくること。この2つによって、「理想に向かい動き出す」という感覚でした。現在は更なる大きな夢を描き進めています

▼まずは経営を考える時間をつくり、指針書を作るだけでなく毎年の発表会で見直す機会(環境)を持つこと。それが、同友会が開催する指針の各種勉強会(入門編、作成編、実践編、道場編)だと考えています。

経営指針推進本部長  水戸 勤夢