創業５０周年を迎えて
～その歩みを語る
杉浦 三代枝氏 スギ製菓（株）
経営危機を回避
碧南市でえび・いかせんべいの製造卸や直売を営むスギ製菓会長の杉浦三代枝氏に、報告していただきました。
創業当初は「やればやるほど赤字」だったといいますが、いかの下足を使った商品の開発で、徐々に売り上げを伸ばします。そんな時、勧められて同友会に入会します。
大口取引があった老舗の菓子問屋に倒産の噂が出始めた時には、売り上げ好調だった商品を新販路に移行し、経営危機を回避。以後、販路の主力はＯＥＭにしました。
９９ビジョンに学んで
愛知同友会の９９ビジョンで「自立型企業づくり」「地域社会と共に」が掲げられ、同社も「えびせんべい共和国」「えびせん家族」を開店し、直販・通販にも力を入れ、自立型企業をめざします。また、２０１１年の東日本大震災の折に、石巻市に社員約３０人が救援に駆けつけた縁から、宮城県塩竃市に東北工場を造ることになりました。
取引先の勧めで入会した「日本を美しくする会」では中部ブロック長を務める杉浦氏。「掃除をすると人間が謙虚になり、人の心の痛みが分かるようになります。これからも社員と掃除を続けていきます」と締めくくりました。
（株）豆福 福谷 正男
