活動報告

第23期同友会役員研修大学 第4講座(9月25日)

指針づくりは会社づくり

丹羽 昭夫氏  (有)宝製作所

丹羽 昭夫氏

第23期同友会役員研修大学・第4講座、丹羽昭夫氏による報告の概要を紹介します。

何のために経営するか

1999年、病気で入院した父に代わって社長になった時は、売り上げを上げて利益を社員に還元することだけを考えていました。

2005年に、売り上げの半分を占める取引先が倒産したことで、何のために会社を経営するのかを考えるようになり、同友会の経営指針講座や共育委員会に参加するようになりました。

2009年、平均年齢が50歳を超えていた社員の世代交代のため、新卒採用を開始しました。世の中はリーマンショックの真っ只中で、売り上げは下がり、借り入れは増え、銀行からはリストラを勧められる中での雇用維持・新卒採用でした。

しかし、リーマンショックで仕事がなかったため、採用した新卒社員を育てる時間がありました。新入社員が入社することで「教える・育つ風土」ができ、社員同士が助け合える関係もできました。その結果、社員の定着率が高くなり、平均年齢は30代後半にまで下がりました。

社会的存在価値を確認

私は、経営者として、人として、社員が「自分で考える」ことを大切にしています。人間らしい生活を追求し、仕事を通じて社会の役に立っていると感じられるようにしなければならない、と思っています。

改めて経営指針とは、自社の社会的存在価値を確認するもの、幹部社員やリーダーと会社の未来に対する理念とビジョンを共有するもの、社員の成長を共に考えて将来に向けて挑戦し続けるためのもの、そして、人間尊重経営を実践して次世代に継承するもの、だと考えています。