活動報告

共同求人委員会(9月25日/合同企業説明会)

学生1人1人と向き合って
~秋の合同企業説明会を開催

今年度最後の合説での出会いを大切に

先生の引率により授業の一環で来場

秋の合同企業説明会(以下、合説)を開催し、会員企業24社が出展、学生36名が来場しました。

今回は、授業の一環で先生の引率のもと来場した学生が多く、1~3年生が企業研究としてブースを回っていました。学生の感想からは、会社の特徴をよく捉え、それぞれが何を大切にしている会社かを聞き取ろうとしていることが分かりました。今後就職への意識を高めていく彼らの将来も見据え、先生が積極的に連れてきてくれる関係を築いていくことが重要だと感じています。

学生が耳を傾けるのは先生(キャリアセンターを含む)や親御さんの言葉だといえます。共同求人活動に対する同友会の基本理念にも、「学生、親、教師たちとともに、『学ぶとは』『働くとは』という人間にとって重要な命題を粘り強く科学的に、人間の尊厳にかけて追求する活動」と謳われています。

これからの時代に合う共同求人のあり方とは

学生にとって、採用に関する手段は多様化しています。中小企業は、ネームバリューでの勝負ではなく、学生1人1人と向き合っている先生からの「いいね」で背中を押してもらえるような関係を築くことが重要だといえます。SNSや動画配信などのデジタルコンテンツの爆発的普及を背景として、学生の価値観が「タイパ(タイムパフォーマンス=時間対効果)」重視へと大きく変化してきた時流により、今後は集合型の合説は開催自体が難しくなるかもしれませんが、先生や親御さんが安心して送り出せるような場にしていくこと。それが学内合説であるのなら、そちらにシフトしていくことも検討する必要があります。

時代の転換点に立ち、共同求人のあり方自体が見直される状況になってきました。求人参加企業のアイデアや意見を頂戴しながら、学生や先生(キャリアセンター)、親御さんたちに響く求人活動を続けていきます。