活動報告

第23期同友会役員研修大学 第6講座(11月20日)

情報創造で真の自立型企業へ

林 康雄氏  (株)林商店

林 康雄氏

第23期同友会役員研修大学・第6講座、林康雄氏の報告の概要を紹介します。

戦略的に情報を発信

1997年に立命館大学(当時)の二場邦彦先生が、マスコミや行政と関係を築く際「何を・どのように・いつ」発信するか戦略的に計画することの重要性を「情報創造」という言葉で提言しました。これは、情報をそのまま流すのではなく目的に沿って集約して発信することであり、そのためには、声を取りまとめる組織づくりと、会員・事務局・外部協力者の3者の連携が重要になります。

同友会ではたくさんの情報が得られます。得た情報を、1つは企業づくりに活用すること、もう1つは発信すること、です。弊社では、企業づくりや働き方改革、環境対応などの戦略に、同友会総会の情勢議案から得た情報を活用し、発信しています。

報道機関と信頼関係を

同友会の事務局は、同友会運動を推進し未来を創造するパートナーです。運動の成果を次世代につないで運動の継続性を担保し、諸団体との関係強化を担っており、会員の学び・運動の半歩先を提案できる姿勢を持っています。そんな事務局と会員との適切な関係が何より重要です。

世間は他人の評価を信頼する、と言われます。自画自賛の広告ではなく、外部からの評価が活動への誇りや自信になります。そのためには報道機関などと信頼関係を築くことが重要であり、会員と会員企業が良い経営者・良い会社になることが欠かせません。

中小企業のいちばんの弱点は発信力、と言われますが、「中小企業のことは同友会に聞け」と言われる団体をめざして、飽きずに懲りずに情報発信を継続することが私たちの役割だと思います。