活動報告

共同求人委員会 -学内企業説明会

就職活動への多様なアプローチ
~2大学と共催し、学内企業説明会を開催

星城大学 6月5日・名城大学 6月25日

このたび星城大学との共催で学内合同企業説明会、名城大学との共催で就職相談会が行われ、愛知同友会の会員企業が出展・協力しました。

それぞれの開催の様子と特徴点を紹介します。

オファー型採用を推進~星城大学

学生1人1人と向き合う(星城大学)

就職活動の早期化を受け、4年生になって就職活動をしていては出遅れてしまう、という風潮が学生の間で広がっています。

今年度の星城大学との学内合同企業説明会は6月上旬開催としましたが、学生の動きは依然として二極化していることが分かりました。

出展企業12社、学生は15名の参加があり、学生が積極的にブースを回っているのが印象的でした。中には、内定をすでに持ってはいるが、自分が納得できるまで就職活動を続けたいと話す学生もいました。

採用方法はインターンシップ、オンライン、エージェントなど多岐にわたりますが、星城大学では学生を熟知するキャリアセンターの支援としてオファー型(逆求人)採用を進めています。留学生も多いことから、学生の強みを引き出す取り組みの1つだといえます。マッチング率を高めるために引き続き協力していければと思います。

教員の協力を得て授業の一環として開催~名城大学

熱気あふれる会場の様子(名城大学)

名城大学では昨年度より「中小企業経営者と学生のキャリア(就職)相談会」として開催しており、複数のゼミの先生の協力を得ながら2、3年生の授業にあてていただいています。今回は企業31社に対して、学生は158名参加となりました。

参加学生はこれから就職活動を意識し始めるという状態で、中小企業を知る場をつくることが求められます。各大学の出張講座でも業界や各社の取り組みを話す機会はありますが、採用を呼びかける企業と学生が知り合う機会は今回のように意識的につくることが必要となります。いかに学生の記憶に残るか、1年後の就職先を選ぶ際に選択肢の1つとして挙がるかということが重要になります。

ゼミの先生方の協力があれば、学生に広く周知できることが分かりました。また今回は、名城大学にて産学連携プロジェクト事業を行っているNPO法人ミライアンスとイベントに興味のある学生たちが、企画から学生への呼びかけ、当日の運営まで関わってくださいました。

多くの関係者と一緒に考えながら、中小企業の存在と併せ、働く面白さも伝えていける場をこのように定期的につくっていきたいと思います。