▼企業の変革がいかに重要かは、皆さんもよくご存じかと思います。しかし、実際に自社が絶えず変革を進められているかどうかは、確認が難しい場合も少なからずあります。この機会に「企業変革」について少し立ち止まって考えてみましょう
▼中同協では、毎年11月と12月を「企業変革支援プログラム」の登録強化月間と定め、会員企業に対して自社の変革の進捗を確認することを呼びかけています。「企業変革支援プログラムVer.2」は、いわゆる「Ver.1」に当たる2009年に発刊されたステップ1、2012年発刊のステップ2に替わり、2022年に新たにリリースされた最新版です。すでに多くの企業が導入し、変革の管理や進捗確認に役立てています
▼皆さんはこのプログラムをどのように活用していますか。点数評価を行い、e.doyuに登録することで経年変化を追跡している企業もあるかと思いますが、会社の仕組みや課題のチェックツールとして利用するのも効果的です。実践例や取り組み例を参照し、自社の改善に役立ててください
▼私の会社でも昨年、社員それぞれが考える自社課題を「Ver.2」の項目に当てはめて報告してもらう取り組みをしてみた結果、共通課題の整理ができたほか、想定外の改善点も発見でき、現在はそれらに対処するために取り組んでいます。成果が出れば、企業としての評価も向上し、成長が加速するはずです。この時期を自社の「健康診断」を行う機会として、プログラムの登録をぜひご検討ください。
企業変革支援プログラム 推進担当理事
青木 義彦