活動報告

西尾張支部例会(8月29日)

地域未来創造企業を目指して
~共育ち6つのレベルが創るフロントランナー

加藤 昌之氏  (株)加藤設計

地域の課題を自社が解決、共に発展

地域の発展なくして自社の発展なし

私たち中小企業家は、独自の戦略を持つ自立型企業を目指して日々邁進していますが、「愛知同友会2022ビジョン(22ビジョン)」では、社会をリードするフロントランナー型企業へと転換することが必要であるとしています。そこで今回の西尾張支部例会では同友会の根本である『労使見解』に基づき、「22ビジョン」で紹介している「『共育ち』の6つのレベル」の「レベル6・会社と地域の経済社会が共に育つ」について、加藤昌之代表理事より同友会の学びと自社実践を絡めて報告いただきました。

加藤氏は、時代の要請に応えられるよう愛知同友会総会議案の「情勢と展望」から学び、自社の変革に取り組み、地域の未来を創る取り組みとして、地域の課題と特長を知り、「地域の発展なくして自社の発展なし」と、地域課題を自社が解決していく事業展開を行い、地域住民の生活と安全を守れる企業を目指したといいます。実例として、地域の歴史と文化の交流場所である「街角ギャラリー」や、災害時の拠点づくりの取り組みなどが紹介されました。

最後に加藤氏は、経営談義を通じて地域の仲間を増やす増強活動を展開し、各社が地域に存在する自覚を持ち、「自社と地域と経済社会が共に育つ」社会変革運動に挑戦することを呼びかけ、報告を締めくくりました。

参加者が自社の存在意義を問い直し、地域に必要とされる企業、独自戦略を持った自立型企業、フロントランナー型企業を目指していく契機にできる支部例会となりました。

(有)茅根工業  茅根 信夫