活動報告

どうゆうき

▼1990年に同友会の有志によって設立されたハイキングクラブに、私は2004年より入会して21年目を迎えています。この会も高齢化が進み、10人いた世話人も現在4名となっています。毎月輪番で世話人となって登山やハイキングの計画を立て、一般市民の参加を募り、バス1台をチャーターして出かけ、楽しんでいます

▼私が担当する時はインターネットで情報を調べ、日帰りできる範囲で標高差や景観、安全性等を考慮して計画を立てます。しかし、最後に壁となるのは天候です。悪天候の場合は皆の命に関わるため、決行するか中止するか常にぎりぎりまで迷います。決行したものの、引き返すのか進むのか、これも難しい判断となります。せっかく情報を駆使して計画したのだからと決行し、皆に迷惑をかけたこともありました。そんな苦い経験から自分なりに判断基準を設け、決断できるようになってきた気がします

▼企業経営も登山と似ていると思います。同友会では総会、フォーラム、部会、委員会、例会などからあらゆる情報を得られます。社会情勢や他社の成功例・失敗例など、その情報の中から自身の経営と照らし合わせ、どれが自社に必要かを考えることが学びだと思います。情報が多いほど実行性がある計画を立てられると思います。しかしどんなに良い計画を立てられても、順風満帆とはいかないものです。そのまま実行するのか変更するのか止めるのかと、常に岐路に立たされます。その時、覚悟を決め決断できるのは、今まで得た情報から判断してきた経験があるからではないでしょうか。

広報部長  荒川 亨