活動報告

シニア部会(1月19日)

私の今まで 出会い、想い、これから

浅海 正義氏  みらい経営研究所

87年の人生を振り返り、未来への想いも熱く語る浅海氏(奥左から3人目)

87年の人生を振り返り、未来への想いも熱く語る浅海氏(奥左から3人目)

私のこれまで

私は中国の大連で少年時代を過ごし、戦後は尼崎市に復員しました。その時代に勤めていた会社で、現在の菊水化学工業の創設者である遠山昌夫氏と知り合いました。同社の創設時に入社し、家族とともに全く縁のない名古屋へ移住してきました。

同友会で遠山氏が初代代表理事になり、私も同友会に入会したので、増強第1号というところでしょうか。サラリーマンから転職した私にとって、企業経営については素人ではありましたが、会では様々な経営者の方と出会い、今でも交流し、勉強をしています。

菊水化学工業を定年退職した後、ゆたか福祉会に非常勤の副理事長として就任し、3年前に退任しました。人生の最後をどう経営していくかについて興味が湧き、「みらい経営研究所」を立ち上げ、後期高齢者の仲間入りをして、現在は87歳になりました。

現在は、妻とともに老人ホームに入居しています。それに対する費用や年金、介護、医療など様々な制度についても勉強が必要ですし、自分の人生を経営していくことは、本当に難しいものです。

平和な世の中を

私は予科練習生として、高知県で終戦を迎えました。その経験から戦争には反対で、言うなれば「絶対的平和主義」です。現在、「積極的平和主義」などと言われていることはとても危険で、戦争に踏み込まざるを得ない考えです。軍備を持ったから安全とは言えませんし、万が一、攻撃されればお終いです。

そこで大切なのは、攻められないように努力し、相手と話をすることです。何事も、話し合うことを通じて互いに理解が深まりますし、戦争だけでなく身近なところでも、このことは通用するのではないかと思います。事例は数多くありますし、ますます増えていく方向で、世界は努力を重ねているのです。私たちも、それこそ「積極的」に加わっていこうではありませんか。