活動報告

第16期共育講座 第2講座(6月26日)

社員は理念の実現を目指すパートナー

佐藤 祐一氏  (株)羽根田商会

佐藤 祐一氏

佐藤 祐一氏

第16期社員と学ぶ共育講座(35社、106名が参加)第2講座・佐藤祐一氏の報告を紹介します。

経営者と社員の信頼

自社は、自動車産業を中心に生産財に特化し、その供給を通してお客様の生産現場を支え、困りごとを解決していく専門商社です。

「信頼」には、約束を守ることと透明性が欠かせません。その上で、経営者、社員には各々の役割があります。経営者は、「会社を存続、成長させる」という強い意志。目的の明示と、結果責任があります。社員は、「成長する」という強い意志。目的への共感、達成のための方法を考え工夫する行動責任です。行動しても、思うような結果が出ない場合は経営者の責任なので、失敗を恐れず、積極的に行動してほしいと思います。信頼関係は、お互いにやるべきことをやった上で築かれるものです。

経営者も社員も人間として対等です。「何のために」を一緒に考え、人間的に成長していくことが重要です。

理念に向かって共に歩む

自社の使命は、「日本と世界のものづくりを支える」ことであり、「お客様の喜ぶ顔を見る」という経営理念を掲げています。経営者の想いと社員の願いが結実したものが経営理念であり、その理念に向かって共に歩む関係がパートナーではないでしょうか。

夢の実現には、その夢を叶えられる環境が必要です。つまり、会社の存続が前提条件になります。経営者には、経営指針書でビジョン、方針、計画を示し、明るい未来を見せ、会社を維持・発展させていく責任があります。