活動報告

第16期共育講座 第3講座(7月24日)

一人ひとりが誇りと喜びを持って

北川 誠治氏  (株)キタガワ工芸

「働くこと」について報告する北川氏

「働くこと」について報告する北川氏

第16期社員と学ぶ共育講座(35社、106名が参加)第3講座・北川誠治氏の報告を紹介します。

互いに努力し合う仲間として

自社は、パチンコホールの装飾品製造を中心に、商業施設内の装飾品の企画、設計、制作、施工をしています。パチンコ業界は厳しさが増しており、数年前から一般商業施設の什器、内装にも力を入れています。

経営者と社員は、立場こそ違いますが、同じ目標・目的に向かって互いに努力し、達成していくための仲間です。その目標や目的を明確にするために、経営指針が必要です。

すべての社員がやりがいを持って働ける職場にしていくために、どうしたらいいかを全社員で考え、経営理念から個々の目標を設定しています。

社会の中で働くこと

経営者には採用責任があります。採用した以上は、その人が能力を十分に発揮できる環境をつくるべきです。その環境の中で、認められ、あてにされ、感謝される存在になることが喜びにつながると思います。

働くとは、相手の困りごとを解決し、人を幸せにする行為であり、その結果として報酬を得ることではないでしょうか。そして、期待されていることを期待以上に成果を出すことで、仕事への誇りが生まれてきます。

社会は、生産者と消費者で成り立っています。赤ちゃんや老人のように、生産できない人の分を我々が補っていくことが仕事であり、他者貢献だと考えると、少し明るい気持ちになれると思います。

一人ひとりが喜びと誇りを持って仕事をするということは、会社が目指すべき方向を明確に示した上で、責任を持って働き、周りに感謝され、企業や顧客にとって、なくてはならない存在になることによって実現するものだと考えます。

社員教育は難しく、時間やお金もかかると思いますが、会社の維持発展には、必要不可欠です。経営者だけが考えるのではなく、互いに高い目標を持って社員と一緒に考えていきましょう。