活動報告

ダイヤモンド部会(5月25日)

曲がり角の士業経営

若原 誠一氏  若原国際特許事務所

「お客様は自ら作り出すもの」と若原氏(奥中央)

「お客様は自ら作り出すもの」と若原氏(奥中央)

変わりゆく時代の中で

ダイヤモンド部会5月例会では、若原国際特許事務所の若原誠一氏に報告いただきました。

「士業も経営指針が必要」と声を大にする若原氏は、工学部専攻の学生時代に「自由業」に魅かれ、弁理士となりました。当時は、「国家資格があれば食える」といわれた時代。資格さえ持っていれば、仕事に困ることはなかったといいます。

しかし、次第に国家資格取得者が増加。リーマンショックも相まって、市場競争が激しくなっていきました。プレイングマネージャーから経営者への変革に取り組んでいた若原氏は、こうした「曲がり角」を抜けるためにも変革が必要であるとの思いを強め、経営指針の作成や共育講座などを通じて意欲的に学びました。

「お客様は人から取るのではなく、自ら作り出すものだと同友会で学んだ」と語る若原氏。かつては口下手だったそうですが、会員増強活動での経験を活かし、今ではお客さんとの雑談の中から仕事につながることもあるといい、これが営業となっています。変わりゆく時代の中で、若原氏が学び実践してきた軌跡が伝わる例会となりました。