活動報告

第17期役員研修大学 第1講座(5月16日)

同友会理念とその実践

加藤 明彦氏  エイベックス(株)

同友会理念が生まれた背景を語る加藤氏

同友会理念が生まれた背景を語る加藤氏

第17期役員研修大学第1講座、加藤明彦氏の報告を紹介します。

同友会理念は先人たちの熱い思いの結晶

会社を良くするために同友会に入ったならば、同友会理念について本質的に理解する必要があります。なぜなら<(1)3つの目的「よい会社をつくろう・よい経営者になろう・よい経営環境をつくろう」、(2)自主・民主・連帯の精神、(3)国民や地域と共に歩む中小企業>は、まさに戦後の中小企業運動を担ってきた先人たちの、熱い思いの結晶だからです。

同友会理念を理解するためには、地区例会だけでなく、委員会や全国行事などに積極的に参加し、会が発行する書籍や郵送物などからも自主的に学んで、自社で実践することが大切です。

現代に息づく「自主」の精神

戦後、大企業偏重の復興政策により、中小企業の経営環境は厳しいものでした。多くの中小企業団体が乱立する中、同友会の前身である全日本中小企業協議会(全中協)は、「中小企業こそ日本経済の主人公だ」と特定の政党に偏らない自主的な団体として1947年に産声を上げました。そうした「自主」の精神は、その後の同友会理念、今日の運動にもしっかりと息づいています。

社員の人生や地域を背負う中小企業家として、私たちが今やらなければならないことは何か。研修大学を通して自ら学び、実践し、「語り部」となって、同友会理念を地域に広げていきましょう。