活動報告

AICL(仕事づくり研究会)(6月28日)

新たな市場を創造

花井 康成氏  (株)タクミ
出原 直朗氏  日研工業(株)

自社の体質変革への挑戦を語る

自社の体質変革への挑戦を語る

AICL(仕事づくり研究会)6月例会が開催されました。2014年の発足から2年が経過した今回、タクミの花井康成氏から2年間での自社変化を、日研工業の出原直朗氏からは自社の挑戦について、報告いただきました。

柔軟に発想し、大きく変身

化粧品や健康商材の販売を手掛ける花井氏は、2年前は大手ウェブショップや百貨店などで販路を展開する方針でしたが、これを完全転換。現在は「ダイエットの味方」をポリシーにヨガスタジオを新規展開し、「楽しく仕事をしよう」を合言葉に、柔軟な発想と楽しさ・ユニークさを前面に出して人材育成や宣伝活動を行っています。

AICLの活動によって、情報量が増え、危機感ができて視点が変わり、従来の考えに捉われない柔軟性が生まれ、会社を変えてきていると花井氏は語りました。

「発信する会社」への挑戦と結実

プレス加工業を営む出原氏は、リーマンショックでの危機を機に、自社の体質変革に挑戦。3Dラミネートという新技術への投資、経営革新計画の策定、他社との連携による商品開発など、「自ら発信する会社」づくりに取り組んできました。

その中で、自社の持ち味の再発見や外部協力者のネットワークづくりができ、軸足を常に前に置いて考える会社になったと出原氏は語りました。それが実を結んで業績は改善し、次世代自動車部品を手掛けるなど、新たな仕事に挑んでいます。

この例会には名古屋工業大学の江龍修副学長も出席。経営・技術の両面から鋭いコメントをいただきました。