活動報告

広報部会(6月30日)

愛知・日本・世界情勢の分析
~議案書「展望と情勢」から自社の未来を

加藤 昌之氏  (株)加藤設計

主体的な情報創造について考える

主体的な情報創造について考える

議案書の活用

「愛知・日本・世界情勢の分析~議案書『展望と情勢』から自社の未来をつくる」をテーマに広報部会が行われ、加藤設計の加藤昌之氏に報告いただきました。

はじめに、定時総会議案書の活かし方として次の5点が挙げられました。(1)「情勢と展望」で会社の未来を見通す、(2)「身の回りの景況感」のトレンドを掴む、(3)「経営指針」に落とし込む、(4)「労使見解」に基づく経営実践、(5)「情報創造」を実践する。

加藤氏は、なかでも(4)が重要であるとして、情勢や展望を経営者が把握するだけでなく、社員と共有して実践する大切さを述べました。その具体的な方法として、情勢と展望、自社の立ち位置を基にした資料「経営環境の見通しと自社(加藤設計)の狙い」が配られ、説明されました。

情報創造は経営の要

愛知同友会の議案書は、中同協の議案書を基に地域性を考慮して作成されているといいます。加藤氏は「中小企業家しんぶん」第48回中同協定時総会の記事を参照し、解説しました。

経営者は、県だけでなく、日本、そして世界の情勢に目を向ける必要があること。その情勢と展望を基に、「自社がどうあるべきか」の主体性を持って情報創造し、それを顧客に提供し、信頼関係を築いていく。これが経営の要であると、長年の広報活動の経験から導き出した1つの答えを語りました。

その後、「業界の課題」や「今後の展望」をテーマにグループ討論をし、それぞれの発表を行いました。

経営者自身が主体性を持って議案書の情勢や展望を基に情報創造し、その情報を社員や顧客と共有すること。そうして築いた信頼関係を経営の要としていけば、自社の維持と発展という明るい未来が望めると気付かされた部会となりました。

(株)ユーエイエム  後藤 昭敏