活動報告

広報部会(7月29日)

多面的な学びの場
~東尾張・西尾張・南尾張支部取材発表会

12p-01 12p-02 南尾張支部 各支部の取材発表の様子(上から東尾張、西尾張、南尾張支部)

広報部では毎年、会員企業を取材、発表することで、多くの学びを共有しています。7月例会は常滑市で開催され、今年度第1回目の取材発表会として東尾張・西尾張・南尾張の各支部から「同友会らしい先見企業」をテーマに報告が行われました。

地道な実践と積極姿勢

東尾張支部は、守口漬製造販売の扶桑守口食品の取材発表です。同社は下請けから脱却し、伝統を活かしながら差別化をはかり、積極的に新しい取り組みを行っています。経営理念・指針が浸透しており、社員インタビューでは皆さんが社長の思いを感じながら誇りを持って仕事を進めている様子が印象的でした。

西尾張支部は、稲沢地区のサンワードを取材。洗車ブラシの製造というニッチ分野を担う同社は、情勢分析に基づいた戦略により積極的に海外展開を進めています。人間尊重の経営が実践されており、社員インタビューでは「社長を助けていきたい」という言葉が聞かれました。

南尾張支部からは、和洋菓子製造を行う創業150年の三寿園の取材発表です。同友会での学びを活かし、伝統を大事にしながら「不易流行」の精神で企業を変革している社長の実直な人柄が伝わる報告でした。

広報部取材の意義

いずれの企業も同友会での学びや経営指針を実践し、積極的に新しい取り組みを行っています。各支部の広報部員が同友会らしい先見企業の取材発表を行うことで、同友会らしさとは何かを改めて考える機会となりました。

取材活動は通常の例会報告とは違い、第三者からの視点や社員の声もあり、新たな切り口で会社を俯瞰することができます。取材班も部会参加者も多面的な学びが得られる取材発表会の意義を、改めて感じられました。

(有)環境テクシス  高橋 慶