活動報告

ダイヤモンド部会(8月17日)

平和を考える学習運動を
~中小企業家として何をなすべきか

浅海 正義氏  みらい経営研究所

浅海 正義氏

浅海 正義氏

ものごとは全てつながっている

ダイヤモンド部会8月例会では、中同協定時総会でも報告者を務めた浅海正義氏に、分科会での報告をなぞりながら、改めて「戦争と中小企業」についてお話しいただきました。

現在88歳の浅海氏は、少年時代を中国・大連で過ごし、戦争を経験した自身の人生を「つくづく世の中の動乱の中で育ってきた」と振り返ります。中小企業の経営においても、かつて「戦争」という世の中の動向のあおりを受け、否応なしに統制や動員をさせられてきた歴史があります。戦争、経営環境、中小企業と、ものごとは全てつながっているのです。

経営者団体である同友会が、経営の阻害要因の最たる「戦争」の問題について学ぶにあたっては、同友会として1つの見解を拙速に結論づけるのでなく、会員一人ひとりが深く学んで議論し、お互いの誤解を解き、理解を深め、大方の納得を導き出す。そんな方策が大切だと、浅海氏は語りました。

中小企業家として私たちは、「平和」についてどのように考え、何をなすべきかが問われているといえます。