活動報告

女性経営者の会(8月26日)

輝く女性の生き方
~私の履歴書(1)「仲間を知り同友会活動を学ぼう」

木全 裕子氏  (有)アビリティー

母娘間での事業継承の事例に学ぶ

親の事業を継ぐまで

女性経営者の会8月例会は総勢43名が参加して開催されました。

報告者の木全裕子氏は、母親が創業した、法人・個人の保険コンサルタントを中心としたファイナンシャルプランナーであるアビリティーの2代目社長です。

幼少期には保育士になるという夢があり、物心ついてからは、地域で活躍し誰からも親しまれている母親への反抗心もありました。就職してからは、同僚が保険会社の社員に向ける冷たい視線に、「保険業」への嫌悪感を持ったこともありました。また、パソコンインストラクターの会社を興して数人のスタッフを抱え、一人前の経営者気分でいた時期もあったといいます。

自分らしさを大事に

しかし、母親が体調を悪くしたことで、「少しでも母の近くにいたい」とアビリティーに入社します。初めは「保険の仕事だけはしない」と頑なに決めていましたが、母親の誘いに乗せられて少しずつ保険の仕事に足を踏み入れていきます。最終的に木全氏がこの仕事を受け入れることができたのは、母親と一緒に回った客先で「あなたはお母さんとは違う。あなたはあなたらしさを出せばいい」と言われたことでした。

人と人とのご縁や和を大事にし、社業や同友会活動に熱心な木全氏の報告から、輝く女性の生き方を学びました。

女性経営者の会には、母娘間で事業継承をした(あるいはしたい)という会員も多く、娘の立場での報告を聞けたことは参加者の大きな力になったと思います。